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アンサングシンデレラ 第2話 医療原案メモ
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    「アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり」第3話が本誌に掲載されました。

    そんなタイミングで第2話の医療原案メモを公開してみます。

     

    以下ネタバレありなので(とはいえストーリーや重要な部分は伏せておくよう努力しました)、できれば内容を読んでからどうぞ。

    第2話で、みどりの特技が発覚します。

     

     

    薬の味当て。 (ちなみに ×パナン ○バナン)

    みどりは細かい味やにおいがわかるようです、っていうか、薬剤師なら効き薬やるよね!

     

    担当編集さんからの指令が「似たような味で微妙に違う薬を」ってことで、第3世代セフェム(そして色も近いもの)を選ばせていただいた。正直私にはバナンとフロモックスの違い、目隠ししてたらわからない。

     

    ってことで、第2話は薬の味がテーマ。

    薬剤師なら、今回の話を読んで、あちゃー、と思うところだろう。それだけはやっちゃあかんよ、という有名なケースをネタにした。医師や看護師もこのネタはあまり知らないんじゃないかな。

     

    さて、つぎの解説はここ。

    はい、つっこみくるかなー、と思っていたけれど、いまのところ届いていない。

     

    外来患者数と薬剤師数の設定をしてくれ、と言われた。

    自分の経験上、いちばん厳しかった病院を思い出すと、max 12~3人(min4~5人)のフィールドで、700〜1000枚/日を捌いていた。調剤室リーダーの日なんて朝から憂鬱だったが、それより厳しい。絶対こんな病院では働きたくないぞw

     

    突っ込まれるかな、と思っていたところは、薬剤師ひとりあたまで、捌いていい外来処方箋の数が決まっている。75枚だったっけか。それを軽く上回っているのだ。

    実際、病棟に出ている人たちと途中で入れ替わったりするが、そもそも調剤室以外にも薬剤師の配置があり、この規模だったら出勤人数は倍くらいいるはずだ。みどりたちがこんな形で回していても監査は入らないのだろう。

     

     

    次の解説。

    調剤中の問い合わせコメントと監査での取り違えコメントを書いてくれ、と。

     

    これ、完成直前チェックの段階。

    メロペネムとデパケンの禁忌、って有名どころだと思うけど、スルーしやすいんだよね。で、例としてあげたんだけど、出来上がってきた絵がこれ↑ 完全におかしい。何がおかしいのか、薬剤師の感覚でないとわからないんじゃないか。

     

    メロペネムって、注射剤なんだよね。

     

    調剤室で処方箋片手に電話で疑義照会してて、注射剤が処方されていて、その変更を求めている。

    外来で注射剤は処方しないんだよ。持って帰られてもどうも出来ないし。

    てことで、メロペネム(注射剤)→オラペネム(小児用内服剤)に変更してもらった。オラペネムってあまり使いたくなかったんだけど仕方ない。

     

    もうひとつが、「アルファロールの規格違います」のセリフ。「規格違い」というのは、たとえば、アルファロール0.5µgの処方のところ、アルファロール1.0µgを調剤してしまうミスのこと。

    はじめは「○○錠、数違いますよ」だったかな。

    「規格」という単語が特殊なので、数量違いより薬剤師っぽいかな、と思って。

     

     

    最後。メイアクトはバナナ臭がするけど、思ったよりバナナ味しない。それどころかめっちゃ苦い。チョコバナナにするためにはかなり頑張らないと。

     

    ではでは、第3話もよろしく。

     

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    | とみー(碧) | アンサングシンデレラ | comments(0) | - |
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