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ビッグサイトに行ってきた
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    9時半からビッグサイトでスポーツファーマシストの講習だった。

    9時過ぎくらいに着くことを目標にしたら、7時15分の新幹線に乗らねばならない。

    いつもの通勤より早いじゃないか。しかも前日は当直明け。

    結構寝たつもりだけど、やっぱ体おかしい。

     

    ビッグサイトにはよく行っているが、イベント以外で行くのは初めてで、こんな部屋があるとは知らなかった。

     

     

    知らないことが多すぎて、勉強になった。

    まず、申し込む前は、スポーツファーマシストって、効率よい練習のための薬を推奨する薬剤師かと思ってたしね!

    おもにドーピングに関するスペシャリスト養成、という感じ。

    エフェドリンはドーピングに引っかかるの知ってたけど、ホクナリンテープが引っかかるの知らなかった。これ喘息の子とか注意しなければいけないな。耳鼻科医とか安易に処方しそうだし。

     

    以下忘れないうちに箇条書き

    ・「禁止表国際基準」というものがあり、禁止薬物は年1回、1月1日に更新される(つまり以下に書いている部分も2018年には変わっているかもしれない)。

    ・禁止薬にはOpen listとClosed listがある

    ・Open listに書かれているものは「禁止される物質、方法の代表例」であり、たとえばリストに載っていなくても骨格が同じで類似作用を起こす物質はアウト

    ・Closed listでは「特定した物質、方法」を禁止している。同骨格の類似薬はOK(ex:モルヒネは不可だけどコデインは可)

    ・「競技会(時)」だけダメな薬物と「競技会外」も使用してはいけない薬物がある

    ・「監視プログラム」というカテゴリーの薬物があり、来年以降禁止薬物にするかWADAがチェックしている

    ・ベータ作動薬は興奮作用があり不可

    ・ベータブロッカーは震えなどを抑えてしまうため、一点集中が必要な競技や恐怖心を生じる競技においては禁止。内服だけでなく点眼も禁止

    ・利尿薬は隠蔽目的になりうるので不可。急激にウェイトを落とす目的で使用させないためにも不可

    ・インスリンはタンパク合成促進作用を示すため不可

    ・どうしても禁止薬物による治療が必要なときは、TUE(治療使用特例)の申請が必要。書類のうち数枚は英語記載が必須

     

    (大塚製薬のお話から)

    ・持久的な運動能力は、水分補給により保たれる。脱水条件下ではパフォーマンスが低下する

    ・糖質の補給も重要。補給なしだと3時間以降体が動かなくなる

    ・目安として、Naは40〜80mg/100ml、ブドウ糖・果糖としての糖質濃度は4〜8%

    ・運動前にも飲んでおく(250〜500ml)

    ・運動中の目安としては、1時間あたり500〜1000ml

    ・運動後も、リカバリーとして補給を

     

    (元オリンピック選手より講演)

    ・アスリートにとって、情報を得られることは重要。薬を使うことを我慢してしまう

    ・アスリートが検査を受けるときは、人前でおしっこする

     

    医療者向けに検索ページ置いておく。禁止薬物か検索できる。

    Global DRO

     

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    大塚の話は、ポカリスエットの宣伝もあるが、へえー、という感じだった。

    とりあえずもらった書籍は病棟に置いておこう。

     

    | とみー(碧) | 薬剤師 | comments(0) | - |
    ぽけもん問題
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      痙攣で入院していた子の保護者に、

      「今後気を付けたほうがいいことってありますか。自動車に長時間乗せないほうがいいとか。30分ごとに休憩取ったほうがいいとか」

      という不思議なことを聞かれたので、

      「いまのところはそういうことないですね。ただの痙攣なので。でも、今後たとえば、病気がてんかんとわかって、光刺激によって発作が出るとかわかった場合は制限付きますけど。あのピカチュウのテレビで有名になったやつ」

       

      と説明したら、お母さんの顔に「?」浮かんでる。

       

      ひょっとして、お母さんあの事件知らない世代か!

      ざっと振り返ってみたが、あれ、20年も昔の話だ。

       

      ショックだ。そら0歳児の親、知らん人いるわ。

      あれから、テレビでフラッシュのシーンがあるとテロップ出るようになったんだ。

       

      よくよく話を聞いたら、痙攣繰り返してた子なので内服始めてたんだけど、医師から、内服してると運転できない、というような話があったらしい。抗てんかん薬での運転制限の話だったか。眠くなったりするからね。

       

      0歳児には早い話題だよ、先生……。

       

      でも、花粉症薬の方がヤヴァイよ。

      国は花粉症患者に対して手厚く援助すべきだよ。

      具体的には、

       

      花粉症休暇が欲しい―!(毎年言ってる)

       

      ---

      (余談)

      調べたら、「ポケモンショック」で項目あった。

      「テクノブレイク」みたいなもんだな(全然違う)。

      | とみー(碧) | 薬剤師 | comments(0) | - |
      皮膚科メモ
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        e-learning的なものを聞いたのでメモ。

         

        ・軟膏……どこにも塗れる。べとつきあり

        ・クリーム……さっぱりとした使用感。びらん面は不可

        ここはまあいい。クリームやローションだとしみることあっても、軟膏ならしみないんよ。

         

        ・親水クリーム(水中油型)……水分が蒸発することで冷却する。かゆみ止めとして効果あり。水が多いので湿潤面へ浸出液を再吸収させてしまう。

        ・吸水軟膏(油中水型)……塗ったときに冷却感あり。乾燥性の病変に適する。

        このへんの区別がついていない。

         

        ・開封したチューブは半年、混合製剤は冷所保存で4週間

        そうなのか。先っぽや表面だけ除去したらいけると思っていた。

         

        ・塗布……皮膚表面に塗る(傷、湿疹など)

        ・塗擦……皮膚に擦り込む(筋肉痛、腰痛など)

        塗布と塗擦の違いについて。ざっくり分子量1000以下のものしか皮膚は通さないらしい。

         

        ・軟膏を塗る方向は横方向。縦じゃない。

        意識したことがなかった。廊下を木目に沿って雑巾がけするようなものでしょうか。

         

        ・0.12%ベタメタゾン吉草酸エステル軟膏10g塗布=PSL2.5g内服相当

        まじで。これ皮膚科では常識なのか? 10g塗るってのも相当な量だけど、お腹一面とか背中一面塗る人もいるからな。

         

        ・理論上安全に塗れる量は……Strongest→10g、Very strong→20g、strong→30g

        むー。デルモベートの10gとか、塗ってる人いそうだけど。

        全面に使うようならランク下げた方が良さそうだ。上のもそうだけど、エビデンスあるのかしら。

         

        ・保湿剤はステロイド剤よりも若干多めに塗るよう意識して。具体的には1.2〜1.3倍。

        FTUで説明したら、チューブの口径が軟膏よりも大きいからそれでいいかな、とか思ってみたり。

        今度からはちょっと多めを意識してみよう。

         

         

        | とみー(碧) | 薬剤師 | comments(1) | - |
        婦人科病棟での一コマ
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          小児専門薬剤師だが、産婦人科も一部担当している。そんな産婦人科での一コマ。

           

          双子の33週切迫の人が、仰向けになっていて「息が苦しい」と訴えあり。

          そりゃ重いお腹が上にある状態だもの、苦しいよ。うちの奥さんも仰向けでは寝れなくなったよ、と話したところ、

          「双子だからか、横になると上下になっちゃうみたいで、下の子が暴れてお腹痛くなるんです。だからまだ仰向けのほうが楽なんです」

          との回答。

           

          申し訳ありませんでした。

          そこまでの想像力がありませんでした。

           

          あと1か月もってくれ、という気持ちでいっぱいになった一日だった。

          | とみー(碧) | 薬剤師 | comments(0) | - |
          小児神経、困った症例〜の勉強会メモ
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            季節外れのインフルにかかって、現在外出禁止期間だよ。
            ちうことで、いろいろやっておかねばならないことを処理している。
            で、先日出てきた医師向けの学術講演会メモを転記しておく。個人メモなので全部鵜呑みにしないでね。
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            ■熱性痙攣後の解熱剤使用について
            ・解熱剤使用しても、痙攣の発作減にはつながらない
            ・解熱剤が切れて再発熱したときの痙攣発作増にはつながらない
            →使っても使わなくても変わらない

            熱が上がるときに痙攣が起きやすい→熱を上げたり下げたりすると痙攣するかも、と覚えていたので意外ではあった。
            まあ、医者も熱性痙攣のときに、解熱の坐薬はあまり出さないんだけど。

            ■発熱時、痙攣既往のある患者に対して
            ・抗ヒスタミン薬、テオフィリンは推奨されない→痙攣発作時間を延長する可能性あり
            ・抗ヒスタミンの副作用はメーカーの報告より多い。傾眠、過活動、痙攣……。6歳以下、特に2歳以下では投与を避ける

            いまどきテオフィリンを出す医者は減ったけど、抗ヒスはまだまだ出す人多い。
            わかってる人はペリアクチンなんか全然使わずムコダイン一本なんだが、母親に「鼻水が……」ってうるさく言われると出しちゃうのかもな。あと耳鼻科医。

            ■LEV(レベチラセタム)の副作用について(167例中)
            ・傾眠、眠気9
            ・精神症状(不穏、いらいら、落ち着きがない……)5 →初期投与で起こったことあり。熱性痙攣などの既往ある患者のほうが出やすい
            ・部分発作に効きやすい印象(40%くらい)

            さて、メモがあやふやになってきたが、割と新しめの薬、イーケプラについて。セッティングが大塚だったから特集されたんだろうが、精神症状という、眠気と逆症状が出るとは(っていうか講師はそっちを重視して喋っていた)。既往を見て痙攣あったら注意しておこう。

            ■てんかんではなかった症例
            ・8歳 足を強くぶつけたあと意識消失
            ・採血時 意識消失(年齢メモなし)
            ・16歳 担任が指の怪我の話をしているときに意識消失
            →てんかん診断にてVPA開始
            →てんかんではなく、神経調節性失神であった。心臓を守ろうとして徐脈や血圧低下が起こり失神する。採血前や心因性によっても起こる。
            ・治療は非薬物治療となる。前兆を感じたら、しゃがみこんだり横になったりすることが効果的。採血は横になって行うとよい。

            神経調節性失神について詳しいページだが、一回読んだくらいでは理解できなかった。
            以前てんかんセンターでの勉強会でも、てんかんでなかった症例(低血糖)があったが、このあたりミステリーの種になりそうだな、と思ってしまう。

            ■急性脳症にステロイドは有効か→効く場合もある
            この一行だけメモ。たぶんCTとかよくわかんなかったので、話についていけなかったのだろう。

            ■タミフルと精神神経症状→関連する
            ・幹細胞移植を受けたAPL(急性前骨髄球性白血病)患者に2倍量のタミフルを投与→不穏→投与中止で改善
            ・15歳女性。タミフル投与後に神経症状。ジアゼパム投与で一時的(30分〜1時間)に改善した。効果が切れるとまた神経症状が出る。リスペリドンは無効だった。→タミフルは条件によって血中濃度が上がり、神経症状を起こしうるといえる

            ノイラミニダーゼ阻害はやっぱり注意しておいた方が良さそう、という症例。
            暴れるのは熱せん妄と思っていたが、どうやらそれだけではないのかもしれない。10代では代謝物の半減期なんかが長いのかもしれない。いつかの中毒学会では、飛び降りちゃった子の脳から代謝物は出なかった、と報告されていたが。
            何が悪さをしているのかよくわからないが、注意喚起はしていた方がよさそうだ。症例や研究が待たれる。

             
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